この記事のポイント
・首里琉染はサンゴ染めが体験できる染工房です。
・サンゴ染めは首里琉染の独自の染技法です。
・お祝いの品や着物として着ることもできます。
首里琉染とは
首里琉染とは、昭和48年に創られた沖縄初の草木染紅型研究所のことです。
紅型の復興と染色技術の発展と伝承を目的に、京都で活躍した染色作家である先代山岡古都により創設されました。
首里琉染を創業したきっかけは、日本染織名誉会長が山岡古都に紅型の復興と染物技術の伝承のために力を尽くしてほしいと要請したことです。
琉球王国の伝統工芸である紅型と、独自染技法のサンゴ染を使った商品をいくつも開発しています。
商品開発だけでなく、多くの方に沖縄の文化を体験してほしいという想いより、サンゴ染め体験や工房の見学も実施しています。
SNSアカウントも運営されているので、染めた作品やお店の営業日などを気軽に知ることができます。
サンゴ染め体験について
サンゴ染め体験や商品は、全て首里琉染オリジナルの商標意匠登録済み商品です。
したがって、サンゴ染めは首里琉染でしか体験できない貴重なものです。
サンゴ染めをするものは、Tシャツやトートバッグなどの中から好きなアイテムを選ぶことができます。
サンゴ染めをする際は、まず様々なサンゴの化石からデザインを組み合わせます。
次に、タンポと呼ばれる染め道具に色とりどりの染液を含ませて染めます。
最後に、サンゴ柄を配置すれば完成です。
複雑な染め物ではないため、小さなお子さんから高齢の方まで誰でも体験できるでしょう。
申し込みはWEBで受け付けているので、サンゴ染めを体験したい人は首里琉染の公式ホームページから予約しましょう。
年中無休で受け付けており、1回の時間は約50分です。
サンゴ染めにかかる費用は、大人が材料費込みで3,300円、小学生までの子どもが材料費込みで2,750円です。
完成した作品はその日に持って帰れるので、沖縄旅行中に身につけてみるのもおすすめです。
さまざまなギフトや着物を用意
首里琉染では、琉球王国の伝統工芸である紅や、首里琉染独自の染物技法であるサンゴ染めを使ったギフトを注文できます。
紅型染めで龍は高貴を象徴し、鳳凰は壽福を象徴しています。
また、サンゴ染めは子孫繁栄や長寿などを象徴しており、誕生祝や新築祝、企業の贈答品などとして利用することができます。
ギフトを送りたい人は、希望するデザインや予算などについて相談してみましょう。
首里琉染では、紅型染めの着物やサンゴ染めの着物、創設者である山岡古都ブランドの着物などが販売中です。
職人が一筆一筆丁寧に手作業で染め上げているので、豊富なデザインから自分だけの着物を選ぶことができます。