フルスト原遺跡は行きやすい場所にある
旧石垣空港付近にあるフルスト原遺跡です。
市街地からも近く行きやすい場所にあります。
遺跡に入るには南ルートと北ルートがありますが、どちらかというと北ルートの方が一本道なので行きやすいでしょう。
フルスト原遺跡の看板があるのですぐにわかるのです。
それに比べて南ルートは幹線道路の付近なので入り口はすぐにわかりますが、先に行くとわりと行きにくく農道に入ってしまいます。
今帰仁城跡と似ている雰囲気の遺跡
14世紀前半から16世紀にかけての遺跡であるフルスト原遺跡は、沖縄本島にある今帰仁城跡に似た雰囲気です。
石灰岩塊でできた囲いなどが似ていると思う人は多いのではないでしょうか。
もしも今帰仁城跡を見たことがないという人は、機会があったら行って見てください。
森を抜けると広がる遺跡の空間は開放感でいっぱいです。
青い空と森の緑のコントラストも絵になります。
石塁と呼ばれる石の囲い
フルスト原遺跡には石塁と呼ばれている石の囲いがあり印象的です。
因みに石塁は「せきるい」と読みます。
この石塁は遺跡内に15か所あり、復元作業が行われました。
石塁によって形はさまざまで、たとえば平成13年復元済みの3号石塁とよばれるものは、渦巻きのようにぐるぐると並んでいます。
そんなそれぞれの石塁の様子を見るのも楽しいものです。
過去に会った出来事などを想像しながら見て回りましょう。
大浜の豪族オヤケアカハチ
1500年に琉球王朝に乱を起こした大浜の豪族オヤケアカハチについてご紹介します。
アカハチは石垣島で生活をしていたため、ソ頃拠点としていたという説もありますが、定かではありません。
ただ、時代的には同じなので関連はあるのではないかと思われます。
もしかしたら、アカハチは石垣島に住んでいたのではなく訪れていただけなのかもしれません。
その時代にたどりながら、歴史の深さに思いをはせてみましょう。
豪族たちが活動していた時代を思い浮かべてみるのも楽しいことです。
宮良湾の美しさを味わおう
こんもりと茂った木々の間から見えるのは青くてきれいな宮良湾です。
遺跡のすぐ近くにある大浜海岸は、今も昔も変わらないのではないでしょうか。
数百年たっても海を愛でる人の気持ちも同じはずです。
そんな自然の美を味わいながら、遺跡を見るのも楽しいでしょう。
沖縄観光に行かれ際はぜひとも、このフルスト原遺跡訪問を予定に入れてみてください。
遺跡を好きな人もそうでもない人も、豊かな気持ちになるはずです。
石垣島観光とともに遺跡見学もたくさん楽しんで、ステキな思い出を作りましょう。
この記事が石垣島観光やフルスト原遺跡訪問の参考になれば幸いです。