この記事のポイント
・ひめゆり学徒隊が祀られている慰霊碑です。
・当時の戦争の様子も展示されています。
・隣には平和記念資料館があります。
ひめゆりの塔とは?
沖縄の有名な場所の1つとして、ひめゆりの塔があります。
教科書にも載っているので、知っている人は多いでしょう。
歴史はもちろん、映画や本でも取り上げられることも多く、戦争に関する場所だということは知っている人が多いです。
第二次世界大戦では、国内唯一の地上戦が行われた場所であり、そんな戦争で亡くなった人々を祀っている場所です。
戦争当時、女学校に通っていた222名の学生と、その教師18名が、戦争での兵士達を治療する役目として、ひめゆり学徒隊が作られました。
その名前にちなんで、この塔が建てられたのです。
那覇市から車で30分の場所にあり、近くには平和記念館もあります。
入り口には、献花販売店があり、こちらでお花を買うことが出来ます。
ひめゆりの塔は公園内にあり、公園の各所には、石碑が設置されており、当時の記憶を刻みます。
ひめゆりの塔に到着すると、戦争当時に使われていた、ガマと呼ばれる自然の洞窟があり、今もそのまま保存されています。
白い石碑に当時の犠牲者の名前が書かれており、その手前に数十センチの高さのひめゆりの塔があります。
塔と言っても、灯台のように高いものではなく、石碑と言った方が良いかもしれません。
もしも気が向けば、先ほどの入り口でお花を買って手向けるのもよく、また千羽鶴をおって、持ってくる方もいます。
平和祈念資料館
ひめゆりの塔の先に進むと、平和祈念資料館があります。
中には展示室が6つあり、真ん中に庭があり、それを回るようにぐるりと、6つのエリアを見ていきます。
中でも第2展示室は、ひめゆりの戦場とも呼ばれており、当時を生き残った人の証言や、実際に学徒として配置された様子が見られます。
第6展示室には、亡くなった人々の遺影が掲げられています。
またガマが実物大で再現されており、実際に当時の様子を体験できます。
このようにして、1から6までの展示室を見た後は、回想という場所があり、それぞれの各自の思いをつづれるブースもあります。
隣にはレストランもあるので、食事をすることも可能です。
レストランにはおみやげ屋もあるので、何か買い物をすることもできます。
ひめゆりの塔をはじめとする、沖縄では、戦火の激しかった場所が数多くあり、戦争の記憶を刻む場所も多数あります。
例えば、旧海軍司令部壕や平和祈念公園などあり、ひめゆりの塔に来たときは、このような場所のついでに見ていくと良いかもしれません。
沖縄は第二次世界大戦で、実際に日本軍とアメリカ軍が戦争を行った場所であり、その記憶はいまも残っています。
当時はどのような戦争があったのか、日本人が忘れないようにするためにも、このような施設は必要でしょう。