ガンガラーの谷の魅力
沖縄県南城市にあるガンガラーの谷は、沖縄に行ったらぜひ訪れてみたい場所のひとつです。
数十万年前の鍾乳洞が崩れてできた谷がガンガラーの谷で、貴重な観光スポットとして知られています。
「ガンガラー」の名前の由来は、洞窟に小石を落とすと「ガン、ガン、ガラー」という音がするところからつけられたと言われています。
2万年前にこの地域に生息していたと言われる「港川人(みなとがわじん)」の居住遺跡の可能性もあることから、発掘調査が行われており、2万3000年前の釣り針なども発見されています。
東京ドームに相当する約14500坪の広さを誇り、歩いて約1kmの広さのガンガラーの谷はうっそうとした森になっており、2008年8月から一般に公開されています。
洞窟跡にそびえ立つ高さ20メートルのガジュマルや、いくつかの洞も残っており、足を踏み入れると古代にタイムスリップしたような気分になれます。
ガンガラーの谷の楽しみ方
ガンガラーの谷は完全予約制となっており、ガイド付きのツアーでしか入場することができません。
ツアーの所要時間は約1時間20分、予約はガンガラーの谷の公式サイトからオンラインで、または電話で行うことができます。
一度に予約できる人数は1名から5名ですので、それ以上の人数のグループは、電話で早めに予約を入れておく必要があります。
ツアーの最大参加人数は20名までで、約2時間おきに開催されています。
ツアー料金は大人が2500円、学生が1500円、小学生以下は無料です。
学生は、学生証の提示が必要となります。
ガンガラーの谷の中には、鍾乳洞でコーヒーを楽しめる「ケイブカフェ」があり、この部分はツアー料金を払わなくても入れる無料ゾーンとなっています。
ですから入場料が少し高いと思われる人は、ケイブカフェでアイスクリームやトロピカルジュースを注文するだけでも十分に楽しめます。
ケイブカフェは貸切もできるので、パーティはもちろんのこと、セミナーやコンサート会場として楽しむこともできます。
夜間は照明が美しく、雰囲気が盛り上がりますので、結婚披露パーティーなどもここで行えば一生の楽しい思い出になるに違いありません。
食事はディナーコースとバイキングのいずれかを選べます。
コンサートは最大350席(スタンディングで600名まで)のキャパシティがあります。
ガンガラー谷へのアクセス
ガンガラー谷は那覇空港から比較的近く、車で約30分です。
沖縄自動車道の南風原南ICで下りて約10分、観光施設「おきなわワールド」 入口向かいがガンガラー谷となっており、無料駐車場もあります。
公共の交通機関を使う場合には、那覇バスターミナルで琉球バス交通の「54番 前川線下り 目取真廻り」に乗って「玉泉洞前バス停」で下車します。